32 バイクの死角対策
安全運転第一!!バイクに死角があったらあかんだろ!!
バイクって、不安定な乗り物だからすぐにこけるんだよ。何で死角があるんだよ。死角にある障害物を音や光で教えてくれよ!!
俺はそんな技術をもっていないので、自分なりに死角を失くす方法を考えた。バックミラー&バックモニターその1、その2で数々の試行錯誤で辿り着いた結論。それは、
後方確認は距離感がつかみやすい平面鏡を、
死角にはコンパクトな曲面鏡を
理想ミラー位置に取り付ける。
上の図は俺の経験と勘から俺が作ったバイクの視覚だ。
人間の視覚感覚から、この2つのミラーを「理想ミラー範囲」に設置し、うまく活用すれば目の視界以外(目の視界の図)をカバーできる事が出来る事を知った。バックミラー&バックモニターその1、その2で数々の試行錯誤の中、偶然発見したうさぎの耳ミラー(通称)と曲面ミラーの2つのミラーを使いバイクの死角を完全になくす方法を実践する。
後方担当 ~うさぎの耳ミラー~
初代カウルミラー 台風で折れる
2018年9月4日 台風21号が大阪を直撃した。
こんな台風は生まれて初めてだ。大阪でもあちこちえらい事になった。(google検索 台風21号 大阪)
俺のPCXにも被害があった。
・バイクカバービリビリ。
・初代カウルミラー左が折れた。
後方確認が素晴らしく出来るボディマウントスクリーンに取り付けたカウルミラーが無いとメチャクチャ困るので、早速アマゾンで同じものを注文するつもりだったが、少しお金を足せば面白いミラーが買える事がわかった。
二代目カウルミラー
リアビューミラー (アマゾンへリンク)
なんと、ミラーにLEDウインカーライトが付いている!
なんと、こちら側も光る!
なにこれ!?かっこいいじゃないか、おい!!
これほしい!
そう直感した俺はすぐにポチッとする。アマゾンで3000円くらい。
で、翌日届いたのがこれ。 夕方、早速取り付ける。
電気の配線は休みの時にするとして、まずはミラーだけでも取り付けたかった。
時間が無いので何も考えず元の穴に合わせ取り付ける。
時間がなく急いでいたので、とりあえず完成だが・・・取り付けてみると、何だか様子がおかしい。
ん?何だか違うぞこれ。短いからか?
まあ、これでもいいだろ。
アマゾンの商品画像を見てみると、おれは左右逆に取り付けている事に気づいた。右でも左でもどちらでもいいのだが、画像(左図)ではミラーの丸い方が下になっている。
翌日、取り付けの写真を参考に左右を逆にしてみた。(右図)
何だか、目の前にミラーがあって前方がみにくいなあ・・
住宅街など狭い交差点では、頭を上下左右にくるくる動かさないと前が見えない。
こんな感じだ。
あちゃ~~~!!
俺、やっちまったなあ!
ステーがまっすぐとか斜めとか、ちゃんと調べてからかわないといけないなあ・・・
三代目カウルミラー
これはもったいない事をしたが授業料(約3000円)だと思い早速、ななめタイプをアマゾンで購入!LEDウインカー付きカウルミラー
初代カウルミラーは実は根本ななめタイプであった。
付け根の部分がななめじゃないとちゃんとした「ウサギの耳ミラー」にならない。まっすぐタイプではうまく取り付けられなかった。
初代カウルミラーと三代目カウルミラーを見比べると、初代より今回の三代目の方が少しステーが長かったが問題はない。
早速取付るが、今回は時間もあるので電気配線も一緒にやることにした。
三代目カウルミラー取り付け
今回の三代目は元(初代)の穴とはあわない。
あれこれと調整し、この位置がベストだと判断。
今回もたけのこ(ステップドリル)で慎重に穴あけ。
これこれ!!よし!元に戻った。
幅を計ってみると590mmで625mm以内に収まっている。機動力(すり抜け力)重視の俺には、
完璧すぎる。
テキトーにやってこの数値は「自分で自分をほめてやりたい!」
何度見ても泣ける有森裕子の名言。(youtubeへリンク)
LEDカウルミラー電気配線
続いて電気配線。
釣りに行く時に釣竿を縛る棒をボディマウントスクリーンに取り付けていた。この棒の中は空洞なので、棒の中に電気配線を入れる事にした。4芯のケーブルを用意し接続。
ステンレス棒の上と下に穴を開け配線を通し、ウインカーブザーの線と接続。そしてテスト。
よし!成功だ!
夜間テスト、ハザードで実験してみた。
おおおお~~~~
わおおおお~~~
なんてかっこいいんだ!俺のPCX!!
こりゃスゴイ
単純に感動した。
死角担当 ~曲面ミラー~
死角対策の為に数々の曲面ミラーを試してきた。
・百均で買った丸い曲面ミラー 画面が小さすぎて見えにくい。
・トラック用ミラー デカすぎて取り付け不可。
・車用死角曲面ミラー サイズ的にバイクでは使いにくい。
・車用室内ミラー 曲面とあるが、それほど(思ったような)曲面ではなく没。
で、これ。
サイズは小さくて、バイクにぴったり!
死角さえ見られればいいので、これに決定!
おすすめ!アマゾンで247円買った曲面ミラー (アマゾンへリンク)
取り付け
取り付け方法は得意のホームセンターで見つけた金具で固定。
金具1 ガス管など金属管を固定する金物
金具2 ステー売り場にあったステー
金具1を合わしてみるが全然あわない。もちろん、こんな事は想定内だ。うまくつけれるように穴を小さくする為加工する。(加工と言ってもハンマーで叩いただけだ。)
金物1とミラーの接続部分にスポンジをはさみ固定。
取りつく事が確認出来たので黒で塗装した。
そして完成がこれだ~!!
あちこちペンキがはげてるが、
これでいいのだ!
一ヶ月後の感想
もう、これなしでは俺生きていけない!
って、くらいの快適ミラーシステム(?)。
肝はやはりこの位置(理想ミラー位置)にある事。※本当に重要
目線のすぐ横にあるのでいつでも気軽に後方と死角が確認できる。
夜間の場合、曲面ミラーが光っていれば死角に車やバイクがいる事がすぐわかる。
物凄く便利になった。
毎日バイクで通勤する方々にマジでおすすめ!
バイクの死角対策 まとめ
俺の目的は
車線変更時の素早い後方及び死角の確認。
①素早い
目線をなるべく動かさない位置にミラーがある事。
理由
・バイクの安全確認は基本的に直視だが、直視するという事はわずかでも前方を見ていない時間が発生する。
前を向いたまま少しの目の動きだけでミラーによる確認が出来れば直視より安全に運転できる。
結果
バイクにはフロントスクリーンを取り付け、その上方部分にカウルミラーを取り付ける。
②後方確認
後方確認は距離感がつかみやすい平面鏡。
理由
・曲面鏡では距離感がいまいちつかみづらい。
・バックモニターでも後方確認はできるが、距離感がつかみにくい点と、昼間はモニターが見えない為使えない。
結果
現在、ミラーレス車等が販売されだしたが、まだまだ平面鏡の方が圧倒的に安くコスパが良いので平面鏡を使う。
③死角確認
死角を映せる曲面鏡を使う。
理由
・自分の腕や車体などが映っていてこそ位置感覚がわかるので(平面鏡ではこの役割は出来ない)。
結果
あれこれと試行錯誤したが、死角だけを映してくれるコンパクトな曲面鏡を採用する。
バックミラー&バックモニター シリーズの完結編です。
2017年の2月にバックモニターをPCXに取り付けた事からこの物語は始まりました。試行錯誤を繰り返した結果、視線移動の少ない位置に2種類のミラーを取り付けました。
最終的に2018年の10月に完成、実に1年8ヵ月にわたる長期戦でしたが納得の仕上がりです。
今までは自分の腕ばかりを映していたミラーが後方と死角をちゃんと映してくれるようになりました!今後もずっとバイク通勤の予定の私ですが、バイクが変わってもこのウサギの耳ミラーは絶対に取り付けますよ~!!