25 リアボックス 照明編
の続編
リアボックスに100均のLEDセンサーライトの取り付けを紹介していたが、取付位置が悪かったのか、ライトが点灯しっぱなしになり電池切れで使えなくなった。
第一部 100均のセンサーライト
100円なので、新品を購入。電池を買うよりは本体を買った方が良いと思った。今回買った分はセンサーの部分とライトの部分が離れている。
センサー部分をリアボックス奥に取り付ける。
この場所なら、取り付け時にセンサー部分の調整と確認ができる。
黒のビニールテープで配線を隠し、こんな感じで仕上がった。
しばらくすると、また故障。
ヘルメットとぶつかり、センサー部分が壊れた。リアボックスはヘルメットを入れる為、奥が狭くなるのでセンサーとよく接触するのだ。
センサーなどを付けるのなら手前が良い。
100均のセンサーライト改造
何とか使えないモノかと部品をバラす。
センサー部品をみつた。
この部品がセンサー部分である。今回はこの材料で再チャレンジしてみる。
このセンサーを半田づけし収縮チューブの中に入れ、自作センサーを作る。
この開閉センサーは、磁石が近づくと電気が流れ、磁石が離れると電気をストップする仕組みのようだ。
中が見える小窓
今回は中の光が外に漏れるように細工した。
この小さな窓から中が光っているか確認できるのだ。リアボックスを閉めても中の状況がわかる。
センサーをリアボックスの外へ
今回は磁石の取り付けをリアボックスの中ではなく、外に配置してみた。「外なら中のヘルメットと干渉する事はない。」と考えたからだ。磁石は強力なネオジム磁石を使う事にした。
中に自作センサーがある。リアボックスのフタを開けるとちょうどネオジム磁石の磁力でスイッチオンになり照明が点灯する。
が、バイクに取り付けてから気が付いた。
「おいおい、二人乗りする時に、
こんな所に突起物があると危なくない?」
何と言う、
いきあたりばったり。
ダメだこりゃ!
ここまでの対策 まとめ
① ライト付きっぱなし
小窓を作り、中の光が見えるようにする。
②センサーの位置
奥はヘルメットと当たるのでダメ、
外は二人乗りした時にダメ、
なので、手前にする。
第二部 自作LEDテープ照明
ほんと~~~に超簡単に考え過ぎていた俺。
思わぬ大苦戦だ。
やはり先人たちのお知恵を拝借する為に、「リアボックス 照明」というキーワードでgoogle検索してみる。
リアボックス内に照明を付けてる人がいるが、結構、俺と同じように100円ショップのセンサーライトをつけている。
調べていくと、スイッチ式の照明を取り付けてる人もいる。
「スイッチって・・・何か手間だなあ・・・」
イメージ的には、車のルームライトのように、
(リアボックスを)開けたと同時に明かりがついて欲しい。
そして、閉じれば消えて欲しい。
やはり「開閉センサースイッチ」にこだわる事にした。
エーモンの開閉センサースイッチを注文。今回の開閉センサーは磁石が近づくと電気がストップ(消灯)、磁石が離れると通電(点灯)する(はなれてON!くっついてOFF!)パターンで、こちらの方が使いやすい。
と、手元にあったLEDテープを使いリアボックス照明を作る事にする。
前回の失敗を活かし、再チャレンジ!
前回より経験値の上がった俺は、以下の対策をした。
①ライト付きっぱなし
リアボックス照明は開閉センサーがきちんと働いてくれないと電池がすぐになくなる。
そこで、センサーがうまく作動しているのかを外からも確認出来る様に小窓を作り、そこから中の状況を確認すればよい。これで消えたかどうかを外から確認できる。小窓からは中の状況がわかる!
それから更に
アマゾンで買ったLED電球があり、使い道がなかったので、お知らせライトとして使う事にした。小窓から漏れる小さな明かりより、強力に中の状況をお知らせしてくれる。
これでOKだろ!!
②センサーの位置
センサーの取り付け位置も、リアボックス奥ではなくリアボックス手前に配置する。
センサーは手前に設置し、磁石はネオジム、しかもボルトで固定!
これで完璧!のはず!
LEDテープの取り付け位置
いざ、本番!リアボックス照明オ~~~ン!!
ピカー!・・・・あれ?
何だか、暗いなあ・・・
思ったほどの光量がない。なんだかボーっとしている感じ。確かに外から中の状況もわかるし、ヘルメットに当らないからセンサーが外れる心配はないのだが、決定的に光量が少ない。
対策として、反射板としてアルミテープを貼り付け光量アップを狙ってみるが・・・
どうもイマイチ。
LEDテープ取付位置が悪く、肝心の荷物を照らさずに、俺の顔面ばかりを照らしてくれて眩しい。
せっかく張り付けたアルミテープを全部剥がす。LEDテープはフタの手前に集中させた。
照明はリアボックスのフタの手前側が最高の位置だ。
リアボックスとの接着
今までの経験で、両面テープや接着剤が役に立たない事を知っていたのでグルーガンを使い接着するが・・・
仕上がりが、めっちゃ汚い!
見た目の美しさは大事だ。配線をきれいにする為に配線チューブを使う。
LEDテープ変更
LEDテープを変えて光量アップを狙う。前の分は超安物だったので普通の安物に変更。(どっちにしろ安物。普通の安物って何?)今回はちょっとこまし(?)なLEDテープを買ったのだが・・・なんか、青い・・・(ケチったからかな!?)
目に入らない場所として、リアボックスの下側にもLEDテープを貼ってみた。ポリプロピレンが接着できるはずの接着剤を使ったのだが・・・しばらくすると剥がれだした。
、やはり接着剤での接着は無理だと判断した。
しかし、青い光はどうも気持ち悪い・・・
リアボックスへの接着方法
リアボックスの素材である「ポリプロピレン」はプラスチックの一種で、接着がとにかく難しい素材だ。普通の両面テープでは、しばらくたつとはがれてしまう。専用接着剤も全然ダメ。
この素材(リアボックス)、接着が難しい。
グルーガンで何度か試したが、うまく接着されてる部分と、あまり接着されていない部分がある。
うまく接着されている部分の共通点は「厚塗り」だった。
これで何とかいけるかも!?
ここまでの対策 まとめ
③ 照明の取り付け位置
フタの手前側で開けた時に真下に向くように取り付ける。
④ リアボックス内の接着方法
接着剤や両面テープではかなり難しい為、
グルーガンの厚塗りが有効
大容量リアボックスに買い換え
ちょうどその頃、小さいリアボックスの限界を感じ大容量のリアボックスに買い換えた。
通勤で使う全ての人に助言する!
リアボックスは大容量が大正解だ!
小さいのを買ってもすぐに大きいのが欲しくなる。ならば、最初から大きい方を買っておけば正解。
第三部 新リアボックス室内灯
新しく買ったリアボックスに照明を取り付ける。
今回は今までの失敗を活かし、一発で仕上げる!
リアボックス照明選び
LEDテープや100均の安物を使うのではなく、キチンとした照明を使う事にした。ネットで色々調べたが、今の時代は車用の室内灯LEDが高コスパだと思う。
めちゃ安なのに高性能!
需要と供給のばらんすなんだろうなあ。アマゾンで数百円で買えるので、とりあえず3種類買った。リアボックス照明以外にも色々と使えると思ったので少し多めに買った。
リアボックス照明(室内灯)取り付け
一応、雨対策をする。3種類の内、リアボックスの形状に合う2つを選び加工する。
アクリル板とグルーガンを使いこのように仕上がった。
グルーガンでコテコテに接着する。
電源は単三電池を8個(1.5V×8=12V)をマジックテープで取り付け。 明かりが不必要な時は線を取り外せばOK。
今まで何度もやり直してきた試行錯誤は俺を経験豊かな作業者へと変身させていた。配線は配線チューブにきれいにまとめグルーガンのコテコテ仕上げ、取り付け作業は順調に進み、あっという間に完成した。
で、出来上がったのがこれだ。見た目もよろしい。合格だ。
室内灯のおかげで、かなり明るい。大満足だ。100均の開閉センサーライトから始まり、ココに辿り着くのに約1年かかった。
そして、これが劇的!ビフォーアフター!
深夜に終了する俺の仕事。駐車場は真っ暗で本当に何も見えない状態だった。手探りでヘルメットを取り、カバンや着替えを入れ・・・
ところが今は違う!
リアボックスを開けると照明がひかり、はっきりと中身を照らしてくれる。全てを自分の目で確認できるのでモノを無くしたり、忘れ物したりなんて事はなくなった。
リアボックス照明を取り付ける方へのメッセージ
約1年かけて培った秘伝のノウハウ(?)を皆様にお教えしようと思う。(自分の為にも)
① 接着
両面テープも接着剤もダメ。勿論、プラスチック専用のボンドも使った。初めの頃はいいけど、しばらくすると剥がれる。
水にも強いグルーガンの厚塗りがベスト
グルーガンの場合、失敗して剥がす時でもきれいに剥がれるので、何度でもやり直しが出来るのもポイントが高い。
アマゾン検索「グルーガン」俺が使っていたのは100均のグルーガンだった。100均の分でもここまでできるが、グルーガンは何かと便利なので1000円くらいのヤツを買った方が作業的には効率が良いと思う。
② 配線カバー
配線カバーを付け、配線カバーをコテコテにグルーガンで接着するやり方が一番きれいに仕上がるし、施工も簡単になる。
③ 照明の配置場所
目にあたらない様、開けた時の上部に、なるべく下向きに取り付ける事。
まあ、リアボックスの構造上、ココ一択だと思う。
④ 外から確認
リアボックスって閉めてしまうと中が見えない。消えているのか点いているのかを外から確認出来る様にライトを仕込む。
⑤ 電源
電池式で十分。LED照明はあまり電力を消費しないので100均の安物電池でも長く使える。
半年経過後の感想
不具合なし。
リアボックスに照明を取り付ける際の肝は「接着」だが、グルーガンさえあれば何とかなる。(経験者・談)
電池ボックス 破損&修理
2018年10月 追加報告
俺は海釣りに行く時に、こんな感じで行っている。
その時、リアボックスに無理やりクーラーボックスを入れている。
このクーラーボックスに押しつぶされて電池ボックスが破損した。
電池ボックスを破損させない為に、100均で買ってきたケースに入れる事にした。
又、キボシでの接続は弱いし、付けたり外したりが面倒なのでコネクタタイプに変更した。
電池も交換し、めちゃ明るくなった。
電池ボックスを破損させない為に右側に電池ボックスやタオル等を置き、ヘルメットは左側に置く事にした。
コネクタの脱着(ぬきさし)が簡単に出来る様になったので、リアボックスを開けて走る時(釣りの時など)は電源を落とせる。
俺が今回買ったもの
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前にK-MAXK25 30Lを使っていたが、ヘルメットを入れると一杯になり、カバンや着替えを入れる事が出来なかった。通勤で使う人なら絶対こちらの選択が正解!
リアボックスに照明を取り付けるこの作業。約1年がかりでした。今後、リアボックスに照明を取り付けたい方々の参考になればうれしいです。リアボックスとの接着で難儀すると思いますが、グルーガンの厚塗りがポイントです。厚塗りの度合いは、何度か失敗すれば感覚がつかめると思います。グルーガン接着の場合、失敗してもきれいにはがれますので何度でやり直しできますよ。