22 ヘッドホン内蔵ヘルメット
俺は映画が好きで映画館にもよく行く。
特に「ドカーン!!バーン!」系の映画が大好きでターミネーターやアイアンマンやプレデターやトランスフォーマーなんて大好物である。 近い将来、バイクのヘルメットに映画のような装備がつくはずだ。
ターミネーターはいいねえ。マジいいわ。シュワちゃん最高やわ。
ワンもツーも好きやけどジェネシスも最高やったわ。ダダツダッダダ!
アイアンマンのジャービスみたいに会話しながらナビしてくれて、音楽も聞けて、天気も教えてくれて、交通事故につながるような危険を知らせてくれたり、ドラレコの代わりにもなって、スピード取締や検問の情報も教えてくれるようなヘルメット。
プレデーターのヘルメットみたいにサーモカメラがついていて見えない所にいる人がスクリーン(HUD)に見えてバイク事故を防げるように、人間の視界に入らない所をお知らせしてくれる。例えば、サンキュー事故や渋滞道路で左側をすり抜けしてる時に歩行者が突然出てくるのがわかる!!!!(←これ重要)
なんて、夢のようなヘルメット。
トランスフォーマーのように機械が知能を持ち、機械同士が事故をしないように自動ブレーキがかかるシステムなんてあればいいなあ。
ヘルメットにスピーカーを取り付ける(前篇)
未来の話はさておき、ヘルメットにスピーカーを内蔵するのはいいが、
問題はここだ!
レーダー探知機とヘルメットを "どうやって" 接続するかが大問題である。
接続方法は2つある。
①無線式 Bluetooth(ブルートゥース)
②有線式 延長ケーブル
である。
バイクに取り付ける場合、
2つの方式ではどちらが有利なのか?
① 無線式 Bluetooth(ブルートゥース)
bluetooth オーディオレシーバーがあれば線がなくても音が聞ける。なんという便利な世の中!
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これをヘルメット側に接続すれば、スマホの音楽が聴ける。
レーダー探知機の場合はbluetooth機能がないので、送信機を取り付けてあげればOKだ。
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線を使う事のわずらわしさがなくなる。
だがしかし!
問題はヘルメット側のバッテリー!
これは致命的。
この小さな本体ではバッテリーの持ちも悪いだろうし、バッテリー切れを起こせば聞こえなくなってしまう。又、充電を頻繁に行う事のわずらわしさもあるし、バッテリーの寿命という問題もある。
バッテリー問題を解決しない限り、有線方式が安定的だ。
面倒くさい事の嫌いな俺は、bluetoothでの接続をあきらめ有線接続で考える事にした。
一応、フォロー
このレシーバーが悪いと言っているのではなく、今回は「バイクにレーダー探知機の音声を届ける為の方法として有線式か無線式かで考えると」というテーマなので、今回は有線式が有利だ。という事です。決して無線式が悪いという訳ではありません。
これ、マイクがついているので電話もいけるみたいです。会話をする事が目的であればお手軽な無線式が有利です。
② 有線式 接続ケーブル
「現代科学の限界」を理由に有線方式に決定した。
有線方式では電源の心配はいらない。ただし、物理的に「ケーブル」というものがあるのが問題だ。
有線方式の欠点は
線が邪魔!
なので、くるくると巻き取ってくれる巻き取り式の延長ケーブルを使う事にによって線が邪魔になる事はないだろうと考えたのだ。
ヘルメット内にイヤホン取り付け
おれのヘルメットはYAMAHAの
ゼニスYJ-6 ZENITH-SAZ
(メーカーホームページ)だ。
2008年にコマジェを買った時に買ったものだ。
このヘルメットは一部の部品が取り外して洗えるようになっている。何度か洗った経験があるので、取り外す事に抵抗はなかった。あちゃこちゃと外し、パナソニックのイヤホンをグルーガンで接着し取り付けた。
で、こんな感じ。
耳の部分にに穴を開け、そこへイヤホンを差し込みグルーガンで接着した。配線も同じくグルーガンで接着。出来上がりがこれだ~。
少し長くした接続コードは白バイ隊員のヘルメットをイメージし無線マイク風にした。
実際の白バイ隊員の画像。
遠くからよく見なければ、それなりに白バイ隊員に見えなくもない!? まあ、デザインはどうでもいいんだ!要は中身!
レーダー探知機と巻き取り式延長コードを接続し、ヘルメットとも接続
こんな感じになる。
が、しかし!!問題発生!!
しばらくはこれで使えていたが、ヘルメットをかぶろうと、いつものようにあご紐(この部分※画像参照)だけを掴んだつもりが、一緒にヘルメット側のオスコネクタも引っ張ってしまい壊してしまった。約5か月の寿命だった・・・
結局、こんな所に巻き取り式延長コードをぶら下げる事になった。
が、又すぐに故障。
いつも同じ場所だけが曲がるので、その部分が断線し使えなくなってしまったのだ・・・
デザインも中身もダメダメやん!
ヘルメット内にスピーカーを取り付ける 前篇はここまでです。
ここから、後編(リベンジ編)が始まります。
ヘルメットにスピーカー(リベンジ編)
失敗は成功の母 ~諦めなければ必ず道はある~
無線方式ではバッテリー問題があり、有線方式では断線や物理的に破損する。でも、やはり有線式が安定なので、今回の失敗の原因を俺なりに考え再チャレンジする事にした。
① ヘルメット側のコネクタがオスだった。
ヘルメットはあごひもを持って(引っ張って)かぶるが、その際に一緒にコネクタも引っ張ってしまった為故障した。出っ張りは故障の原因なので、ヘルメット側のコネクタはメスにし、どことも接触しない"スレスレ"の所に配置する事。
② 巻き取り式延長コード
安物だったので、数回の使用で断線。巻き取り式の欠点はくるくるするところがすぐに故障する事。コンパクトにしようとすれば線は短くなり、短いと何かと不都合である事。
巻き取り式ではなく、カール式にすれば伸び縮みにも対応できるので、今回は電話機でお馴染みの"カールコード"を採用する。
③ イヤホン
「音が聞けたら、何でもいいわ」
なんて考えていたが、いざつけてみると、どうしてもステレオで聞きたくなった。レーダーだけではなく音楽も聞けるので、どうせつけるのならヘッドホンの方が良い。
ちょうどその頃、
もうヘルメットも10年目だし、バイクもPCXに乗り換えたし・・・
と思い、新しくヘルメットを買った。
ヘルメット購入
ヤマハ(YAMAHA) バイク用ヘルメット ジェット YJ-17 ZENITH-P パールホワイト ¥ 15,630
ヤマハのゼニスは4つ目だ。今回、ヘルメットも新調し、数度の失敗経験を活かし再度チャレンジする!
今回は10年使えるヘッドホン内蔵ヘルメットとしてちゃんと取り付ける事にした。
10年使うつもりなら、ヘルメット側はメスの埋め込みタイプだ。
線はカールコードが丈夫で良い。
ヘルメットにヘッドホンを取り付ける材料(リベンジ編)
今回は絶対に失敗しない。この半年間の試行錯誤はこの為にあるのだ。前回の失敗を糧とし今回選んだのはこの製品。
左から順に
①JVC HP-F140-B グミホン ステレオミニイヤホン ブラック
②オウルテック AUX端子接続用オーディオケーブル カールコード スマートフォン タブレットPC対応 ブラック 最長1.0m
③ビクター 中継アダプタ APー119A
つなぎ合わせるとこんな感じ。
勘が鋭い方なら、もう全体像は浮かんでいる事だろう。
ヘルメットにヘッドホン取り付け (リベンジ編)
失敗に学ぶことは多い。
それこそが、このサイトの真骨頂である。
一度や二度や三度や四度や五度や・・以下省略・・の失敗くらいでへこたれる俺ではない!
買ったばかりの新品YJ-17をバラバラにばらす。
耳の部分にまずはアロンアルファで取り付けてみた。
そして、いつものグルーガンでコテコテに接着する。
テストでかぶってみると・・・音の位置がずれている・・・
「ここじゃない!もう少し下!」
早速、接着したばかりのヘッドホンを剥がし少しだけ下に位置替え。が、内装の発泡スチロールまでひっついてきた・・・
あああ~買ったばかりのお~~~ヘルメット~~
左側も同じく位置替え・・・・あああ~~~買ったばかりなのに~~~
で、もう一度テストでかぶってみると
「何か耳にあたってるよなあ、これはあかんわ!」
耳に圧迫されたような違和感を感じる。
これが長時間続けば耳が痛くなるかもしれない。
おいおい!どうするよ!?
えええ~~い!ヘッドホンの外装なんて取ってしまえ!
出来るだけ本体を小さくする為に、ヘッドホンのカバーを外した。
そして、この大きさが入るだけのスペースを確保する。
やり方は簡単。
ヘルメット側の取り付け部分の発泡スチロールをラジオペンチで少し掘る。(ちょっとだけなら大丈夫!知らんけど。)
何だか無茶苦茶だなあ
掘った穴にヘッドホンを埋め込めば凹凸はなくなり、きれいに配置する事が出来た。
そこにグルーガンで接着、固定した。テストしてみたが、耳への変な違和感はなくなった。
余った線は束ねて奥(後頭部辺り)にグルーガンで接着した。
中の発泡スチロールを少し掘った事が良かったみたいで、耳への違和感はなくなり見た目も良い。
コネクタ(メス)はこの位置にグルーガンでガチガチに固定した。ここは抜き差しの力が加わる所なので、気合い入れて固定した。
ヘルメットとレーダー探知機はカールコードで接続されている。コンビニにちょっと寄る時は、そのままミラーの上に載せればOK。うっかり、コードを付けたまま移動してもリアボックス位の距離なら全然OK。
取り付け取り外しも10秒程でできるし、機械的に壊れる心配もない。
ヘルメットにヘッドホンをつけるのなら、有線式でカールコードをおすすめする!使えば誰でもこの便利さ&使い勝手の良さに共感してもらえると思う。
制作開始から約8カ月程かかったが、
やっと満足できるレベルになった。
失敗の経験から学んだ事
巻き取り式 VS カールコード
有線方式の場合、線をどう捌くかが問題。くるくる巻き取ってくれる巻き取り式か、元々まきまきのカールコードか。今回のケースではカールコードの圧勝だった。
カールコードが優れている点
・取り付け取り外しにかかる時間が巻き取り式より圧倒的に早い
・壊れる構造ではない為、故障しにくい。
・うっかり接続したまま離れても伸びてくれるので断線の心配がない。
ヘルメット側の接続コネクタ
出っ張っている側(オスコネクタ)は、何かしらのはずみに引きちぎってしまう恐れがある為、埋め込み式になるメスコネクタが理想。メスコネクタの欠点としてはヘルメットをかぶってからバックミラーで見ながら接続コードをつなぐので、バックミラーで見える場所(正面)にメスコネクタは付けた方が良い。
ヘッドホン選び
音楽を聴きたい人は自分のプレーヤー(スマホやタブレット)と相性が良いヘッドホンを取り付けると高音質で聞けると思う。俺はたまにしか音楽は聞かないが、相性が悪いのか低音がスカスカで違う曲を聴いてるような錯覚をする。慣れれば聴けるが…
音質などを気にする方はちょっと良いのを付けた方が良い。
もちろん、それだけの価値はあると思うぞ。
番外編
うちの子供がたまに俺のPCXに乗る事がある。その時にこのシステムに感動し、自分のヘルメットにも取り付けたいと言い出した。
その時の様子がこれ。俺が直々にアドバイスしながら付けたので完璧だ。次世代を考え、マイク付きのカールコードにした。
気分はアイアンマン
特にレーダー探知機はあれこれとせわしなくしゃべっている。「近くに交番があります。」とか「スクールエリア」だとか、「駐車監視エリア」だとか「制限時速は何キロです」だとか、何だかんだとしゃべっている。
バイクは一人で乗るのが基本なので、運転している時に会話なんてしない。今回のこの「ヘルメットにヘッドホン」がついた事で新しい感じがした。
運転している時に誰かがサポートしてくれるってのは、良いモノだなあ。と思った。
音楽をジャカジャカ聴く為に取り付けるのはあまりオススメしないが、レーダ探知機やナビの為に取り付けるのは、良いと思う。
俺が今回買ったもの
これ、商品説明では1mとなっているが実際は2mくらい伸ばしてもOKだ。つけたままリアボックスまで行っても大丈夫。スタンドに行って給油しても全然OK。
3極タイプ
とりあえず何でも良いから買った。俺のタブレット(d-02H)と相性が悪いのか低音がスカスカだった。
これを取り付けるポイントは、とにかくガチガチに固める事。コネクタの取り付け取り外し時、片手で押し込むので柔い接着だとすぐにグラグラになる。
これは子供のヘルメットに取り付けた4極タイプ。マイクがついてあるので会話もできる。
俺は1.0mタイプを買ったが少しきつめなので1.5mタイプの方が使いやすいのではないかと思う。
通算4個目のヤマハのゼニスのヘルメット。ジェットタイプなので夏でも使えるオールラウンダーだ。価格も15000円前後と買いやすい。今回のはサンバイザーが内蔵されていてとても便利。俺の毎日の通勤で、天気の日はこのサンバイザーを必ず使っている。価格もお手頃、機能は充実、日本メーカー、買うしかないだろ。
最近のスマホの進歩は凄い物があります。あの小さなボディで音楽プレーヤーにも、カーナビにも使えます。そりゃあ、バイクにも取付したくなりますよね。
今回、私は有線式でヘルメットと接続しましたが、バッテリーの問題さえ解決できれば無線式が最高です。ヘルメットにソーラーパネルをはりつけ常時充電できるようにして・・・なんて、考えもありますが現時点では有線式が安定だと思いますよ。
このページを読んだら、次ページも絶対読んで欲しいのです。タブレットをバイクに取り付けた話です。ナビや音楽が聴けるスマホやタブレットを取り付けるのにこんな手があるのです。